ギャルバン!!! 2nd The Re:Bandz!!!!
「大丈夫だよ」





アタシは俯(ウツム)くリンナの手を握る。





何が大丈夫なのか自分でもわからないけど、アタシができることはそれしかなかった。





「………カレシかよ」





リンナが涙目で笑った。





「リンナならカノジョにしてやるよ」





「愛人もセカンドもゴメンだけどね」





それからアタシ達はくだらない話とカラオケで体力を使い果たして、春から一人暮らしをしているリンナの部屋に帰った。





高校の夏に合宿した時のように、アタシ達は手を繋いで一緒のベッドで眠った。





こんな時間がもっともっと続くように願いながら。







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