ギャルバン!!! 2nd The Re:Bandz!!!!
ただ、許せないのはアンブレのヤツらも同じ事務所だってことだ。





ミクを傷付けたあのオトコは辞めて今は三人組になった。





だけどウチはまだ許せない。





そしてそれをミクに言えない自分も許せない。





「思うほどでもないよ。でも、今度プロデュースすることになったからしばらく一緒だろうね」





「プロデュース? リンナを?」





「そう。アンブレとリンナのコラボをプロデュースすることになったんだよ。まだ秘密だけどね」





それは悪い夢なのかもしれない。





ミクを傷付けないためだけの嘘が増えていく。





ミクのかわいくない寝顔を思い出しながら、自分には何がしてあげられるのかを考えた。





きっとそれは―――

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