ギャルバン!!! 2nd The Re:Bandz!!!!
エルになんて言えばいいんだろう。





頭のどこかでそう思っていた。





「無理はしなくていいよ。ネオミィさんに内緒で頼んでおくから。その代わり、ひとつだけお願いしていい?」





「はい。何でしょう?」





「ダメかもしれないけど、ワタシはやっぱりバンドがやりたい。ワタシ達のバンド、ラズルダズルリリーで」





いつの間にか曲がサクリファイスの数少ないバラードに変わっていた。





「はい。そのために全力を尽くします」





「ありがとう」





海に沈んでいく月と空に浮かぶ白い星がワタシ達の進む道を照らしていた。






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