ギャルバン!!! 2nd The Re:Bandz!!!!
正直に言うと、この二人が羨(ウラヤ)ましい。




シュウジよりも男らしいユウトさんの視線はいつもハルカさんだけを向いていて、決して反(ソ)らされることはない。





あの頃とはシュウジも違って当然なんだけど、ナゼだろう?





今はあの時のような力強さを感じられない。





「よし。行こうか?」





みんなを引っ張っていく後ろ姿にはついていっても大丈夫なんだという安心感。





アタシとシュウジは、どうなってしまうんだろう。





「みなさん。おはようございます」





エントランスに入るとスーツを着たメガネの女性が待っていた。





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