ギャルバン!!! 2nd The Re:Bandz!!!!
「―――アレ、ラッドナクスだな」
ラッドナクスは学生バンドの中でも目立っていた。
次にデビューするのは彼女達だと噂になるくらい。
「ガクさんもご存知なんですか? 実は私―――」
「オレ、アイツら嫌いなんだよね」
「………え?」
予想外の言葉に私は自分が言おうとしたことも忘れて笑顔のないガクさんの横顔を見ていた。
「このバンドコンテスト、アイツらが優勝するんだよ」
「そ、そんなのやってみないとわからないですよ」
「出来レースなんだよ。元々優勝するように仕組まれてるってわけ」
「………そんなこと」
「実力は認めるけど、そういうのされるとな。ムカつくよな」
通り過ぎていくエルさんとラッドナクスの方々が見えなくなると、
「このこと、他のヤツには言うなよ。オレと部長しか知らないんだからな」
「………はい」
ガクさんはそう言ってどこかへ歩いていってしまった。
ラッドナクスは学生バンドの中でも目立っていた。
次にデビューするのは彼女達だと噂になるくらい。
「ガクさんもご存知なんですか? 実は私―――」
「オレ、アイツら嫌いなんだよね」
「………え?」
予想外の言葉に私は自分が言おうとしたことも忘れて笑顔のないガクさんの横顔を見ていた。
「このバンドコンテスト、アイツらが優勝するんだよ」
「そ、そんなのやってみないとわからないですよ」
「出来レースなんだよ。元々優勝するように仕組まれてるってわけ」
「………そんなこと」
「実力は認めるけど、そういうのされるとな。ムカつくよな」
通り過ぎていくエルさんとラッドナクスの方々が見えなくなると、
「このこと、他のヤツには言うなよ。オレと部長しか知らないんだからな」
「………はい」
ガクさんはそう言ってどこかへ歩いていってしまった。