ギャルバン!!! 2nd The Re:Bandz!!!!
それからはあっという間だった。
リハーサルをして、最終的な打ち合わせをしながらお昼ご飯を食べ、衣装とメイクをして私達はその時が来るのを待っていた。
でも、出演者が全員集まっているはずの控え室にラッドナクスの方々の姿はなく、やはり特別扱いなのだと実感してしまった。
当然、同じ建物にいるはずのエルさんとも話ができず、リハーサルですら姿を見ることがなかった。
「ねぇ、ミク?」
一人で着られないくらいのふんわりした真っ白なドレスを着た私に、
「はい。何でしょうか? 徳沢さん」
陶器のお人形のような冷たいメイクをしてツインテールにした真っ白なウィッグをブラッシングしてくれているガクさんの追っかけの徳沢さんが鏡越しに見て言った。
「私、ガクさんのこと好きだから」
「………あ、はい」
「だから、正直ミクがガクさんのバンドのドラムをやるのも気に食わない」
「はい」
「ミクがガクさんと一緒にいるのもイヤ。話をするのもムカつく。アンタなんか大嫌い」
「………はい」
リハーサルをして、最終的な打ち合わせをしながらお昼ご飯を食べ、衣装とメイクをして私達はその時が来るのを待っていた。
でも、出演者が全員集まっているはずの控え室にラッドナクスの方々の姿はなく、やはり特別扱いなのだと実感してしまった。
当然、同じ建物にいるはずのエルさんとも話ができず、リハーサルですら姿を見ることがなかった。
「ねぇ、ミク?」
一人で着られないくらいのふんわりした真っ白なドレスを着た私に、
「はい。何でしょうか? 徳沢さん」
陶器のお人形のような冷たいメイクをしてツインテールにした真っ白なウィッグをブラッシングしてくれているガクさんの追っかけの徳沢さんが鏡越しに見て言った。
「私、ガクさんのこと好きだから」
「………あ、はい」
「だから、正直ミクがガクさんのバンドのドラムをやるのも気に食わない」
「はい」
「ミクがガクさんと一緒にいるのもイヤ。話をするのもムカつく。アンタなんか大嫌い」
「………はい」