ギャルバン!!! 2nd The Re:Bandz!!!!
私達軽音サークルの出番が回ってきてしまった。
控え室のモニターでは出演者の方々の演奏が流れていたのだけど少しも頭に入ってこなかった。
緊張しないようにと譜面を確認すればするほど腕の動きが鈍くスティックを握る手は固くなっていく気がしていた。
エルさんにも会えていない。
メールもしたけれど返ってこない。
上手(かみて)の袖(そで)で私達は待っていた。
「白橋、緊張してんのか?」
ガクさんが完璧な美系メイクで笑いながら、私が握るスティックを握った。
「はい。緊張してます」
「だろうな。スティックがリズム刻んでた」
「す、すみません………」
「謝るなよ。それでいい。緊張するってことはオマエが期待に応えようって思ってるってことだろ? それでもいいよ」
ガクさんはそう言ってステージに目を向ける。
控え室のモニターでは出演者の方々の演奏が流れていたのだけど少しも頭に入ってこなかった。
緊張しないようにと譜面を確認すればするほど腕の動きが鈍くスティックを握る手は固くなっていく気がしていた。
エルさんにも会えていない。
メールもしたけれど返ってこない。
上手(かみて)の袖(そで)で私達は待っていた。
「白橋、緊張してんのか?」
ガクさんが完璧な美系メイクで笑いながら、私が握るスティックを握った。
「はい。緊張してます」
「だろうな。スティックがリズム刻んでた」
「す、すみません………」
「謝るなよ。それでいい。緊張するってことはオマエが期待に応えようって思ってるってことだろ? それでもいいよ」
ガクさんはそう言ってステージに目を向ける。