王子様は囚われ王女に恋をする
次の日、アリシアの部屋に思わぬ訪問客があった。
「アリシア様、お邪魔いたします」
「ナターシャ!」
アリシアはあまりに驚いて、よりかかったソファから飛び起きた。
「どうしてここに?」
「用事ができたので
しばらくお城に滞在することになったんです」
陽だまりのような笑顔を浮かべるナターシャに
アリシアの心が温かくなる。
「それに、この子をお城に連れてくるいい機会だったので」
そういって、ますます笑顔になったナターシャは
後ろを振り返った。
アリシアが首をかしげていると
ナターシャのふくよかな体の後ろから
小さな女の子がちょこんと顔をのぞかせた。
「ほら、タチアナ。ご挨拶は?」
タチアナと呼ばれた少女は
少し恥ずかしそうにしながらもアリシアに向かってにっこりと笑った。
「こんにちはっ!」
「こんにちは、タチアナ」
その無邪気な笑顔につられてアリシアも自然と笑顔になる。
タチアナはくるくるとした茶色の髪に
大きな瞳のかわいらしい少女だった。
「もしかしてナターシャさんの?」
「ええ、娘なんです」
ナターシャたちをソファに座るように促すと
イライザはお茶の用意を始めた。
「アリシア様、お邪魔いたします」
「ナターシャ!」
アリシアはあまりに驚いて、よりかかったソファから飛び起きた。
「どうしてここに?」
「用事ができたので
しばらくお城に滞在することになったんです」
陽だまりのような笑顔を浮かべるナターシャに
アリシアの心が温かくなる。
「それに、この子をお城に連れてくるいい機会だったので」
そういって、ますます笑顔になったナターシャは
後ろを振り返った。
アリシアが首をかしげていると
ナターシャのふくよかな体の後ろから
小さな女の子がちょこんと顔をのぞかせた。
「ほら、タチアナ。ご挨拶は?」
タチアナと呼ばれた少女は
少し恥ずかしそうにしながらもアリシアに向かってにっこりと笑った。
「こんにちはっ!」
「こんにちは、タチアナ」
その無邪気な笑顔につられてアリシアも自然と笑顔になる。
タチアナはくるくるとした茶色の髪に
大きな瞳のかわいらしい少女だった。
「もしかしてナターシャさんの?」
「ええ、娘なんです」
ナターシャたちをソファに座るように促すと
イライザはお茶の用意を始めた。