王子様は囚われ王女に恋をする
「タチアナは何歳ですか?」
「今年で4歳です。アリシア様にこの前お会いできなかったのを
とても残念にしてたんですよ。ね、タチアナ?」
ナターシャに聞かれて、タチアナは大きくうなずく。
「アリシア様はとってもきれいだって。
だからどうしても会いたかったの」
タチアナは目をキラキラさせて言った。
「ほんとにと~ってもきれい!
お人形さんみたいだね、お母さん」
「ええ、そうね」
ナターシャとタチアナがいるだけで
部屋の中が何十倍も普段より明るく感じる。
「あのね、アリシア様、お願いがあるの」
タチアナがアリシアのそばに来て言った。
「何かしら?」
アリシアが聞くとタチアナはアリシアをジッと見つめた。
「アリシア様の髪に触ってもいいっ?」
「私の髪に?」
アリシアは自分のプラチナブロンドの髪を見た。
「タチアナ、それはダメよ」
ナターシャがやんわりとたしなめる。
「だって、こんなにきれいな髪、見たことないんだもん」
タチアナは顔がくっつきそうになるくらい近くで
アリシアの髪を見つめた。
「アリシア様、すみません。この子ったら…」
「いえ、いいんです。タチアナ、触ってみる?」
アリシアは髪の毛を片側の肩にたらすようにして
ソファから降りてタチアナのそばに両膝をついて座った。
「ほんと?」
タチアナの目が驚いてまんまるになる。
「うん、もちろん!」
アリシアがそう言うと、タチアナは小さな手でアリシアの髪を撫でた。
「うわぁ、アリシア様の髪はとってもやわらかくて
とってもきれいで、とってもいいにおいがする!」
その言い方があまりにもかわいらしくて
アリシアは思わずタチアナを膝に抱きあげた。
「いつでも触っていいからね」
「うん!」
イライザは久しぶりに明るい笑顔を見せるアリシアを見て
ほっと胸をなでおろしていた。
「今年で4歳です。アリシア様にこの前お会いできなかったのを
とても残念にしてたんですよ。ね、タチアナ?」
ナターシャに聞かれて、タチアナは大きくうなずく。
「アリシア様はとってもきれいだって。
だからどうしても会いたかったの」
タチアナは目をキラキラさせて言った。
「ほんとにと~ってもきれい!
お人形さんみたいだね、お母さん」
「ええ、そうね」
ナターシャとタチアナがいるだけで
部屋の中が何十倍も普段より明るく感じる。
「あのね、アリシア様、お願いがあるの」
タチアナがアリシアのそばに来て言った。
「何かしら?」
アリシアが聞くとタチアナはアリシアをジッと見つめた。
「アリシア様の髪に触ってもいいっ?」
「私の髪に?」
アリシアは自分のプラチナブロンドの髪を見た。
「タチアナ、それはダメよ」
ナターシャがやんわりとたしなめる。
「だって、こんなにきれいな髪、見たことないんだもん」
タチアナは顔がくっつきそうになるくらい近くで
アリシアの髪を見つめた。
「アリシア様、すみません。この子ったら…」
「いえ、いいんです。タチアナ、触ってみる?」
アリシアは髪の毛を片側の肩にたらすようにして
ソファから降りてタチアナのそばに両膝をついて座った。
「ほんと?」
タチアナの目が驚いてまんまるになる。
「うん、もちろん!」
アリシアがそう言うと、タチアナは小さな手でアリシアの髪を撫でた。
「うわぁ、アリシア様の髪はとってもやわらかくて
とってもきれいで、とってもいいにおいがする!」
その言い方があまりにもかわいらしくて
アリシアは思わずタチアナを膝に抱きあげた。
「いつでも触っていいからね」
「うん!」
イライザは久しぶりに明るい笑顔を見せるアリシアを見て
ほっと胸をなでおろしていた。