王子様は囚われ王女に恋をする
部屋の外ではイライザが心配そうに中の気配を伺っていた。
「イライザ、どうかしたか?」
突然声をかけられて イライザは飛び上がるほどに驚いた。
振り返ると心配そうな光をたたえたスカイブルーの瞳とぶつかった。
「アリシアは中にいるのか?」
「…は、はい」
「なぜお前は外にいる?」
答えにつまったイライザはうつむいた。
「あの、アリシア様は
あまり体調がよくないようなので…」
カイルに帰ってほしくてついたウゾが、逆効果になってしまった。
体調がよくないと聞いた瞬間、カイルの眉間に皺が刻まれる。
「医者には見せたか?」
「いえ、一人にしてくれと言われまして」
「…入るぞ」
カイルはそう言うと、慌てるイライザをよそにアリシアの部屋へ足を踏み入れた。
「アリシア!」
呼び掛けても返事がない。
焦ったカイルはアリシアの寝室に向かう。
「アリシア、大丈夫か?!」
「イライザ、どうかしたか?」
突然声をかけられて イライザは飛び上がるほどに驚いた。
振り返ると心配そうな光をたたえたスカイブルーの瞳とぶつかった。
「アリシアは中にいるのか?」
「…は、はい」
「なぜお前は外にいる?」
答えにつまったイライザはうつむいた。
「あの、アリシア様は
あまり体調がよくないようなので…」
カイルに帰ってほしくてついたウゾが、逆効果になってしまった。
体調がよくないと聞いた瞬間、カイルの眉間に皺が刻まれる。
「医者には見せたか?」
「いえ、一人にしてくれと言われまして」
「…入るぞ」
カイルはそう言うと、慌てるイライザをよそにアリシアの部屋へ足を踏み入れた。
「アリシア!」
呼び掛けても返事がない。
焦ったカイルはアリシアの寝室に向かう。
「アリシア、大丈夫か?!」