王子様は囚われ王女に恋をする
「自分が王になり、君を王妃にでもするつもりだったんだろう」
「王妃って、まさか…」
「実際に、伯爵は君を妻にしたいと申し出たことがあるとお父上から聞いた。お父上は断ったらしいが」
「叔父様が私を?」
カイルはアリシアを気遣うようにのぞきこむ。
「大丈夫か?」
真っ青な顔をしたアリシアの体が小刻みに震えていた。
カイルはその体をそっと抱き締める。
「大丈夫。僕が君を守るから」
アリシアはその温もりに寄り添い目を閉じた。
「王妃って、まさか…」
「実際に、伯爵は君を妻にしたいと申し出たことがあるとお父上から聞いた。お父上は断ったらしいが」
「叔父様が私を?」
カイルはアリシアを気遣うようにのぞきこむ。
「大丈夫か?」
真っ青な顔をしたアリシアの体が小刻みに震えていた。
カイルはその体をそっと抱き締める。
「大丈夫。僕が君を守るから」
アリシアはその温もりに寄り添い目を閉じた。