王子様は囚われ王女に恋をする
隣でアリシアが眠っている。
プラチナブロンドの髪を指ですくと
艶やかな髪はそのままするすると指を通りすぎていった。
「ん…」
軽く身じろぎをしたアリシアが無意識にそのまますりよってくる。
カイルは微笑むと腕の中に彼女を閉じ込めた。
幼い頃からずっと想っていた相手がいま腕の中にいる。
身近な人間に裏切られ
心のなかではどれだけつらい思いをしていることか。
それでも気丈に振る舞う彼女の姿を見るたびに愛しさが募る。
「もう離さない」
その温もりを肌で感じながら
カイルも目を閉じて眠りについた。
プラチナブロンドの髪を指ですくと
艶やかな髪はそのままするすると指を通りすぎていった。
「ん…」
軽く身じろぎをしたアリシアが無意識にそのまますりよってくる。
カイルは微笑むと腕の中に彼女を閉じ込めた。
幼い頃からずっと想っていた相手がいま腕の中にいる。
身近な人間に裏切られ
心のなかではどれだけつらい思いをしていることか。
それでも気丈に振る舞う彼女の姿を見るたびに愛しさが募る。
「もう離さない」
その温もりを肌で感じながら
カイルも目を閉じて眠りについた。