王子様は囚われ王女に恋をする
カイルを見つめたまま、アリシアは動かなかった。
幼い頃から想っていた人。
ようやくその想いが通じた愛しい人が、いまひざまずいてプロポーズしてくれている。
その夢のような状況が信じられなくてどうしたらいいのか分からなかったのだ。
「アリシア、返事を聞かせてほしい」
優しいスカイブルーの瞳に見つめられて、アリシアは心がほどけていくのを感じた。
「本当に…?」
不安に揺れながら問いかけてくるエメラルドグリーンの瞳。
カイルはうなずいた。
「君にずっとそばにいてほしい。僕と結婚してくれる?」
その言葉にアリシアの瞳から大粒の涙が次々とこぼれ落ちる。
でもその表情は柔らかく晴れやかだった。
「…はい」
カイルも微笑むとアリシアをそっと包むように抱き締めた。
幼い頃から想っていた人。
ようやくその想いが通じた愛しい人が、いまひざまずいてプロポーズしてくれている。
その夢のような状況が信じられなくてどうしたらいいのか分からなかったのだ。
「アリシア、返事を聞かせてほしい」
優しいスカイブルーの瞳に見つめられて、アリシアは心がほどけていくのを感じた。
「本当に…?」
不安に揺れながら問いかけてくるエメラルドグリーンの瞳。
カイルはうなずいた。
「君にずっとそばにいてほしい。僕と結婚してくれる?」
その言葉にアリシアの瞳から大粒の涙が次々とこぼれ落ちる。
でもその表情は柔らかく晴れやかだった。
「…はい」
カイルも微笑むとアリシアをそっと包むように抱き締めた。