◎愛しい人の方程式
「冗談よ(笑)」



「はあ・・・・」




母のテンションになかなかついていけない息子でした・・・・。





「そういえば、ちょっと前に美奈ちゃんが来たわよ。」



「えっ!!」



「後から来るって言ってたけど、あなたから行ってみたら?」




母にそう言われて、浩多郎は返事をして少し重い足取りで美奈の家に向かうのでした。まあ、手紙を渡した後なので・・・気まずいのは相当気まずいのですが・・・





(やっぱり、迷惑だったのでしょうか?)





そんなことを思いながら、美奈の家まで着きました。




「・・・・・・。」




覚悟を決めてチャイムを鳴らそうと手を伸ばすと・・・・同時に扉が開き・・・・・
















< 164 / 177 >

この作品をシェア

pagetop