◎愛しい人の方程式
資料を持ちながら表情を変えない浩多郎を見て…

「こんなに少なくて良いの?」


「このくらい大丈夫ですよ(笑)」

資料を両手で抱えながら…

「浩多郎くんって…背は小さいけど力持ちだよね(笑)」

「背が小さいは余計ですよ(苦笑)」


「ごめんごめん…」

「早く運んじゃいましょう。」


「うんっ!!」

ゆっくりと資料が落ちないように2人は教室に戻って行きました。


「(私もいつか…あんな風に…)」

浩多郎達を影から見ていた綾は2人を羨ましい気持ちで見ていました。


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