* 年上彼氏と妹彼女

「な~、由季~沙織って
好きな奴いんのかな~」


ほろ酔いの秋都をよそに
俺の頭の中は秋都の家に
行ってからを妄想中。


ナギは今日もなんか
作ってくれんのかな~

ナギの料理って真面目に
上手いからなー…


家庭的な女性がいい。

なーんて思ってた俺には
ぴったりすぎるだろ。


「おい!聞いてる?」

「あ?なんだっけ?」

「だから沙織だよ~…」


沙織…?

あー…サークルで一緒の
秋都が気にしてた女ね

全然覚えてねーけど。


「俺、沙織のことがちで
好きになったかも~…」


俺にとって秋都の恋愛は
最上級にどうでもいい…



けど…

ぁ。
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