* 年上彼氏と妹彼女


あたしの思考回路は
あわわっ!状態で、
隣の美幸もちょっと
不安そう…

でも強気な美幸は

「私達彼氏いるんで。」

と声を震わせながら言う

あたしは美幸の隣で
首を激しく縦に振る


「声震えてるよ~♪
そこもまた可愛いー!」


てゆっても
ヤンキーお兄さん達には
まったく効果ないし…


誰か助けてよぉぉっ…!


ギュッと目を瞑って

“由君助けて―…っ”




「コイツ、俺の彼女なんですけど。」


聞き慣れた声を聞いて
そこに居たのは、


―――浩太君と松坂君…



浩太君は美幸の肩を
抱き寄せて

「手出さないで下さい」と言った。


カッコいいなぁ//
って思ってると


「さ、行こ」


美幸は浩太君に手を
握られ連れていかれる…


そして、

「千葉も行こ」

「へっ?」


松坂君に手を握られ

ヤンキーお兄さんと
別れた―…
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