* 年上彼氏と妹彼女

手を引かれてちょっと
曲がったところで
やっと手を離された


「美幸、ふざけんなよ?何ナンパされてんの?」

「…あたしだって
怖かった…っ」


泣きながら浩太君に
抱きつく美幸を見て、

可愛いなぁ♪って
ちょっと微笑ましかった


「千葉もだよ?」

笑ってるあたしに
注意したのは松坂君。


「えと…?」

「あんな奴らに絡まれて
どーすんの。」


危ねーだろ、と言って
あたしの頭にポンって
手を乗せた


「ごめんね?」


なんで松坂君に謝ってるのかよく分からないけど

助けて貰ったし…

「ありがとう♪」

「別にいーけど…」


松坂君はちょっと
照れくさそうにしてた


美幸のほうをチラッと
見ればまだ抱きついてる


なんか…邪魔かな?//


「ちょっと俺ら退散しよっか」

松坂君も同じことを
思ったらしくかがんで
耳元でゆってくれた

「そぉだね…♪」


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