* 年上彼氏と妹彼女


「あ、千葉って
やっぱり兄貴居たんだ」


呑気な声が聞こえるけどあたしの耳には届かない

…?
やっぱ届いてた…


「やっぱり?」

「あぁ、お兄さん元バスケ部キャプテンだろ?」

「うん…?」


お兄ちゃんは昔から
バスケやってて、

お兄ちゃん達の代では
県大会準優勝まで行った
ってゆう伝説付き…


「千葉秋都さんだろ?
俺、秋都さん見てこの学校入ろうと思ったんだ」

「へぇー」

お兄ちゃんって憧れの
選手だったのかな?


「すげ!喋っていい?」


キラキラした目で見る
松坂君。

なんか―…スゴいね



目を前に向けると
明らか不機嫌な由君


あたしの前に立つと

「誰コイツ。」


冷たい言葉を放った…



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