* 年上彼氏と妹彼女
ふと周りをみれば"音楽室"
…空き教室?
「ナギ、おいで」
ナギの手を引っ張って、薄暗い音楽室に入る。
「由くんっ!バレちゃうよっ?」
勝手に入ったらマズイよぉ。なんて言ってるナギ。
いいこいいこ♪
「大丈夫。ナギが声我慢してくれればバレないから…」
ナギを見つめてゆっくりと微笑む。
そうすればナギは何も言えないってこと知ってっから。
ゆっくりとナギとの距離を狭めて、キスの寸前で一旦止める。
「…キス。…していい?」
「…由くんの意地悪。分かってるくせに…」
もちろん分かってる。
ナギが俺とのキスが好きなのも、キスしたがってんのも。
でも、さっきの嫉妬で…
「キス…して?」
ナギが俺を欲しがる姿か見たくなった。
「ん。りょーかい」