* 年上彼氏と妹彼女

静かな音楽室にナギの音だけが小さく聞こえるー…


「…ょ…由くんっ…ぁ」

「なに?」

「…ん……っ」



ナギの甘い声。

ナギの細くて白い手を握る。


可愛い、可愛すぎる…

やばい。



とまんねぇ…




「由くんっ…っす…ん」

「ん?」

「……す…っき…!」



さっきまで濃厚だった唇を離してナギを支える。

ナギはキスのせいでふにゃふにゃでその場に座り込んだ。


「ナギ、お前可愛すぎんの」


ナギはまだ息切れしてるし♪

やっぱ可愛すぎるっ



「俺は渚のこと愛してるけどね」


そう言ってナギのおでこにそっとキスを落とす。

…そだ。


「あっ…由くっん!!」


首元にはキスマークしとかねーとな?
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