* 年上彼氏と妹彼女
ーーーん…
なんか寒いかもぉ…?
外かなあ?
でも心地いいなぁー…*
「起きた?酔っ払い」
「…なあ?…由…君?」
「まーだ酔っ払いかよ。んとに…!」
ゆっくり目を開けると由くんの背中。
おんぶして貰ってんのかなあ?
気持ちいいなぁ♪
「なんでナギが酒飲むの!弱いこと知ってるだろーが!」
「うぅー。怒らないでぇ…」
ふにゃふにゃする身体はなおんないし、うとうとしちゃうけど、由くんが怒るのはやだもん。
ろれつも上手く回らないから、ギュッて由くんの背中にさっきよりも強く抱きつく。
「あぁ…もー…。ナギのバカ」
「バカじゃないぃー!」
「バカだし。美幸ちゃんにまでキスしてるし」
「…?」
「てゆーか、美幸ちゃんに抱きついてるし!!」
「今は由くんに抱きついてるよぉ?」
「俺はナギの彼氏だからいーの!」
「じゃあ美幸は?」
「美幸ちゃんは彼氏じゃないからダメなの!」
「…じゃあ由くんにちゅうするぅ」