* 年上彼氏と妹彼女


「ちょっとー?渚?あんた聞いてんのー?」


昨日感じた甘い記憶が蘇って、あたしはまたまた身体がアツくなる…


「え?なんだっけ//」


聞き返したら、ふかーいため息の美幸。

そんな呆れなくてもよくない…?


「にしてもさ、由君たちはどこ行くの?」

「静岡かな…?富士って言ってたし」

「どれくらい?」

「………一週間…」


えぇっ!って驚く美幸。

あたしも聞いた瞬間はあまりの長さに驚いた

長いし、遠いし、寂しいし…

でも仕方ないから我慢我慢…


「一週間って…辛いねえ」

「ぅん」


電話するから。な?

なーんて言われても、声だけじゃ満足できないってゆーか。

やっぱり寂しいってゆーか。

でも、こんなことで寂しいって泣いちゃうのは、ちょっと違うってゆーか。

それに、待てる女はイイ女!って聞いたことあるし!

あたし、頑張るんだもん!!





「はぅ…でも寂しぃ」

「頑張れー!由君なら浮気の心配とかなさそーじゃん」


え……

「浮気…?」
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