* 年上彼氏と妹彼女
「…あれ、でも…?」
そのペンダントの手をかけるその瞬間、由くんから電話がかかってきた
「もしもし?ナギ?」
「うん♪手紙ありがとう!読んだよ、嬉しかったぁ*」
「今、家?」
「うん、今帰ってきたところ!」
「そ?つーか、約束守れな?」
「頑張るねっ♪由くんのご褒美貰わなきゃっ!」
「ね!由くん!ペンダント!!ありがとう!」
「もうつけた?」
「えーっとぉ…まだ…」
「今すぐつけて?俺は"n"つけてんだから」
あー…やっぱり//
由くんはnなんだー…♪
渚のn…**
そういうあたしは由くんの"y"♪
「あはっ♪なんか照れちゃうね//」
「…まあな。でも、ナギは俺の女って証拠。」
由くんのその一言が、温まってきたあたしの心を鷲掴みにする。
もぉー…由くん、大好きだよぉ…
「嬉しい。本当ありがとう」
「…早く会いてえな…」
中々聞かない由くんの弱った声に、キュンってきたのは秘密で、あたしも。って自然と声が出た。
あーあ、あたし、
最初会ったときよりも比べ物にならないくらいずっとずっと由くんのこと好きになってる…
由くんの声聞いてたら…
「ナギ…泣いてる?」
「すき…」