* 年上彼氏と妹彼女

そっから他愛もない話を
して、気づけばもう10時

そろそろ帰るか…


「俺帰るな?」

「あ、そうだねっ…」


ちょっと名残惜しそうな
ナギの顔…

なに?俺期待していい?


「勉強教えてくれて
ありがとうっ♪」


そんな淡い期待はナギの
笑顔で砕け散った。

俺帰るのにそんな笑顔?
って感じの超可愛いやつ


玄関まで来ると秋都まで
見送ってくれた

「ホント由君ありがと」

「明日もよろしくな♪」

秋都の言葉で明日の約束
を思い出す―…

そーいやそんなこと
してたっけ。

「明日も飲み会なの?」

「ん。明日は家で、」

サークルの仲間と。


そう秋都が言った瞬間
ナギは勢いよくこっちを
観て嬉しそうに言った

「由君明日も来るの?」


はい、デタこれ。

まじ胸キュンでしょ…
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