* 年上彼氏と妹彼女
「うん、行く」
秋都の前だから下手に
言葉を返すとまずいから
短く、簡潔に。
でも、声低めに。
「そっかぁ♪……って
あたし居たら邪魔?」
あたし大学生じゃないし
お兄ちゃんの友達全然
知らないし…
ってちょっと拗ねながら
言うナギはやばい…
可愛すぎる…。マジで
気にするな。って俺が
言う前に秋都のヤツ、
「大丈夫。俺らの家だし
渚が居たら嬉しいよ」
って。ナギもナギで
「えっ♪本当?嬉しい」
だって………
あまりにも仲が良くて
兄の秋都まで嫉妬して
「ブラコン、シスコン」
って呟いて自宅に帰った
後ろからは
「由君ばいば~い♪」
天使の声と
「明日楽しみ~♪」
悪魔の声。