* 年上彼氏と妹彼女

苛々を抑えて冷静なフリ
してるけど…だんだん
気持ち的にも酒的にも
限界…っ

ちょっと立ち上がろうと
したときに有華が言った

「あれー?秋都と沙織
居ないじゃんっ!」


あ…そーいえば…

さっきから秋都たち
いねーじゃん…?


やっと“告白”か…


サークルのメンバーは
だいたい予想がついてて
結果も分かってる。

けど、ナギはちょっと
パニック状態で「え?」
って繰り返し。

そんな姿まで可愛いなー
なんって思ってしまう俺


それから麦や隆宏も
ニヤニヤして話した。

それにつれてナギの顔は
どんどん赤くなっていく


…なんか勘違いしてね?

そりゃ男と女が部屋で
やることといったら…



「「じゃ~んっ♪」」

グッドタイミングで
秋都達が手をつないで
リビングに登場。

俺たちには分かってた
結果だけど、

ナギは一段と紅潮して

しかもそれに気づいた
有華はからかいながら

「ナギチャン、変なこと
考えてた~?」

なんて言うからナギは
自分の部屋に逃げた…

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