失恋ショコラ【短】
「とにかく、今すぐ原稿を下さいっ!!それを持って、会社に戻りますから!」
「……無理だと思うけど」
意味深に言いながらベッドから出た篠原は、恥ずかしげも無く全裸姿を曝した。
「ちょっ、ちゃんと隠して下さいっ!!」
途端に真っ赤になって叫ぶと、彼はケロッとした表情であたしを見下ろした。
「今更、何だよ。さっきまではグッチャグチャになるまで泣きながら、すっげぇ乱れてたくせに」
意地悪く落とされた言葉で、リビングでの情事がまざまざと蘇って来る。
益々顔が熱くなるのを感じた時には、篠原がいつものように満足げに口元を緩めていた。
「……無理だと思うけど」
意味深に言いながらベッドから出た篠原は、恥ずかしげも無く全裸姿を曝した。
「ちょっ、ちゃんと隠して下さいっ!!」
途端に真っ赤になって叫ぶと、彼はケロッとした表情であたしを見下ろした。
「今更、何だよ。さっきまではグッチャグチャになるまで泣きながら、すっげぇ乱れてたくせに」
意地悪く落とされた言葉で、リビングでの情事がまざまざと蘇って来る。
益々顔が熱くなるのを感じた時には、篠原がいつものように満足げに口元を緩めていた。