Dear・・・


―――――――

『あっれー??お母さんいないなー…
まさかもう戻ってたりして!?』


だとしたらあたし無駄足じゃないか!


『戻ってみよ!!!』


すぐさま来た道を戻ろうとした時…―


『ねぇねー、君可愛いねー!1人?』


はっ!?知らん男が声をかけて来た。


てかコイツめっちゃチャラチャラしてんなぁ!!



よし、ここは無視でしょ。



『……………。』


『ちょっと無視しないでよー!』


やっぱり通用しないかー。


てかこの手をどけろよ!


肩に乗った手をどけようとした時、


『あー…だりぃ。』



そう言って男がいきなり強い力で引っ張った。


『っ!?――』



ワケわかんないんだけど!


だるいのはこっちよ!!!


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