Dear・・・
秘密

――――――


あれから家に帰って、家に家具やらなんやらを置いてから一段落したあたし達はリビングでご飯を食べていた。


『それにしても、梨華。あんた本当に気をつけてよね!?』



『あぁ。本当に母さんの言う通りだぞ!?せっかく新しい土地にきたってのに――』


『もぉ!!わかってる!わかってるよ。 よっぽどの事がない限り、二度とあんな事しない。』




『当たり前よ。あんたは伝説が嫌で女の子らしくなるんでしょ?』



『うん…。そぉだよ。さすがにこの見かけじゃああたしが“華龍”だとは思わない。』


そう。あたしの正体。それは全国No.1の暴走族「龍戯」の総長。


そして、伝説の女総長として呼ばれる名前。



それが“華龍”だ。


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