男装少女はアイドル①【完】
『そろそろ担任呼んだ方がいいと思いますが…。』
「おっと…。そろそろそうですね。
それじゃ放送するので、待っていてください。」
嘘っぽい笑顔をして踵を返した。こういう笑顔も嫌いだ。
《1ーSの担任は理事長室へ来て下さい》
ダダダダダダダダダダダッ
『………?』
バンッ!!という音がして開いた。
「ゼィッ今…来ま…し…ッた!!ハァッ…。」
「お疲れ様です。」
理事長は呆れたようにため息をついて言った。
『……お疲れ様です。』