男装少女はアイドル①【完】
第二章
仕事
『クションッ…俺は嫌ですよ。』
「水も滴るいい男やんか。ふん。」
《メガネははずしちゃダメだからね。》
《分かってます…ヘブシッ…。》
何故こんなことになってしまったのかと言うと……。
………………………
「実はなー今日なー撮影やねん。」
『自慢ですか。』
「僕達と一緒に取る事になってるんだ。そうだよね、龍樹?」
ちょうど翔の隣を歩いていた龍樹が、高速で頷いた。
……それがどうしたんだ?