男装少女はアイドル①【完】


「黒縁メガネ似合い過ぎや…。」隣からボソリと聞こえた。


『なんか言いましたか?』


悪魔だから千m先に居ても聞こえるけど。

「ななんでもないで!」

『……。』


いつ見てもでかいな…事務所。


ガシッ ガシッ

『!?…何の真似だ?』


両手を捕まれて動けないようにされた。


「何の真似でもないよ。」

「……逃げないように…。」

また嫌な予感…。何をするつもりなんだ…。


なんとなく分かる気もするけど。


< 48 / 92 >

この作品をシェア

pagetop