男装少女はアイドル①【完】


まずは街を見渡せる場所に移動した。


《…ここでいいかな。》

『……さっきから何の用です?』


「新のせいで見つかったやん…。」

いや、新のせいにしても。ついて来てたでしょ。

事務所を出てからずっと後をつけてたんだ。空桜のメンバーが。


『…何しに来た?』「ストーカーしに♪」


ストーカーとか…。

『…新、変態。』


「俺だけかよ!普通コイツらもだろ!?」


「新だけ、変態であってる」と言おうとした言葉を飲み込んだ。

とりあえず、母さんを探すとする。


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