男装少女はアイドル①【完】


「拓哉ー悪ぃけど歴史始めるぞ。」

『あ、すみません。起立ー、礼、着席ー。』「えー1XXX年――、」


「教科書いる?」「…結構だ。」

田辺和泉。瞳に影がかかってる…。


今の俺と同じ目をしているような…。

「拓哉、授業中。罰として1~10pを外国語で読め。」


あ、授業中だったのすっかり忘れてた…。『[今日は先生酷いですね。――、]』


「なに語で読んだの?」

『中国語。』


みんな目見開いてこっち見てる…。

ある意味怖いな。


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