失恋をした君と私の恋
4章 君の想い。
◎君の想い
☆沙羅side
「本っ当にあついなー」
朝、私の隣には…涼太。
「涼太?敬斗はっ?」
「あ?あー夏風邪だな、あれ」
涼太は、あくびをしながら
「夏に風邪とか、」って言って
笑っていた。
しばらく歩くと、Y路通りで
奈々が待っていた。
「あ♪沙羅おはよーっ」
「おはよっ」
「涼太もおはよーっ」
「おうっ明日から夏休みだな」
涼太と奈々は元気に話しだす
2人は何かと似てて
すごくお似合い。
くっついちゃえばいいのに☆
そんな事も考えながら、
私の頭の中は、敬斗ばっか。
夏風邪なんて、大丈夫かな?
「なあー沙羅」
色々考えては私は、
涼太の声でハッとする。
「ねぇ沙羅っ♪
涼太がお見舞い行こだって?」
「お見舞い?…敬斗の?」
「おう。心配だろ?」
「心配は心配なんだけど…、
私、今日ピアノなのよ、、」
私の答えに2人は
「そっかー」と落ち込んだ。
そんな時、私の頭に
一つの考えが浮かんだ。
「2人で行ってあげて?」
「はっ!?」「えっ!?」
私の提案に、
涼太はすごく驚いた様子
奈々は驚きと恥ずかしい様子
これきっかけで、
くっついちゃえ☆
そう私は思っていた。