年上の彼女 ジョンフンの場合
車にいろいろ準備するのに、

少し時間がかかったが、

無駄に話し合うより、一か八か実行に移してみた。

僕は自分のカンを信じた。

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小一時間走ると、自然が広がってきた。

日が落ちる前に撮影をしなければ。

「ここです。」

公園のようだが、人が集まっているわけでもない。

「どうです?」ジョンウォンに聞いた。

マネージャーとちょっと話をして、

「うん。スタジオよりずっといい。やってみるよ。」

「OK!」

さっそく、機材をセットして、撮影にとりかかった。

ちょうど暮れゆく日差しが、木々にさしかかって、

光の具合が思った以上によかった。

カメラチェックをした、ジョンウォンも悪くないという表情だ。

「ジョンフン。いい感じだ。」

「編集で、もっとよくするから、まかせてくれるか?」

「おお。よろしく。ありがとな。」

あいかわらず、愛想のない奴だが、この仕事成功させようぜ。

「ジョンウォン、ありがとう。」

 
 
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