年上の彼女 ジョンフンの場合
「それより、彼女さんは、まだですか?」

「おー。なかなか来ないから心配してるんだ。」

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「あ、来たみたい!ユリさん!」

ゴールに着くなり、倒れ込んだ。

「ユリさん、ユリさん!」

「ジョンフンさん、救護テントへ運んだ方が。担架借りて来ましょうか?」

「いや、大丈夫。」

僕は、ぐったりしたユリさんをすっと抱きかかえて、テントまで運んだ。

「看護師さん、大丈夫でしょうか?」

「心配するほどではないわ。少し休ませてあげて。」

「ありがとうございました。」
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