バレンタイン物語り~第三者目線からお送りします~
「はっ!!そんな事言うわけねーだろーがっ!!朝チョコくれながら妹が話してたんだよっ」
「そっそうか。賢って何か健気だな。」
友達君は気付いた様ですね。
まあ誰だって気付きますよね。
それに引き換え
「健気とか意味分かんねー」
本当にどうしようもないぐらいバカですね。
「まあいいわ。お前がそれでいいなら。」
「どう言う意味だよ」
「いや何にもねーよ」
「本当に意味分かんねー」
そして友達君は小さな声でぼそっと、言いました。
「何か言ったか?」
「いや。なにも」
「ふーん」
だけど私には聞こえました。
「意味が分かんなくていいんだよ。それが賢の為だ。」
と、言った友達君の言葉が。