出会いは突然

2、家族



正樹と別れて


家に入ると


少しのお酒と


たばこのにおい


「・・・ただいま」

そういって入ると


頭を抱えたお母さん



「・・・帰ってきたの」

そういって私を流し眼で見る


「うん。明日学校だからね」

そういって

笑いかける

「・・・早くあっち行ってちょうだい!!」

急に何の前触れもなく

キレたお母さんは

私にビールの缶を投げつける


私は


自分の部屋に入った

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