金星ロマンス

洋楽ロックな彼



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「あら、綾子?行ったんじゃなかったの?杏奈ちゃんと一緒に出てったじゃない。」


ゴミを出しにいくのか袋を持ったお母さんのその言葉で我にかえった。
はっとして携帯のデジタル時計に目を走らせて、ぎょっとした。


「わーやばい!ありがとうお母さん!」



駆け出そうかとも思ったけれど今から走っても本鈴に間に合いそうにないのでゆっくり行こう。ゆっくりね。




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