私のかえる場所
私と亮はほとんど毎日
メールや電話をしている。
授業も始まり4月も半ばに入ったある日、
夜、亮といつもと変わりなく電話していた。
「あのね。
私、亮に隠してることあるの。
「ん?何?」
「多分ひくと思うし、
正直な反応してもいいから。」
「何だよ。何でも言ってみ?」
「私、腕とか脚に傷あるの。」
「ん?」
「自分でつけたの。」
「・・・・」
「リストカットしてるの。」
「・・・・」