初恋らばーず。
第一章

ぎんもくせい

 【日向side】

ガラガラガラッッ!!ドン!






朝5時、隣の家からものすごい音が聞こえる。
…大丈夫、いつものことだ。


そう自分に言い聞かせ、目を閉じる。

 




ジュァァァッッ!!ダダダダァァンッッ!





……いや、まだ大丈夫。






ガシャーーーンッ!「きゃーーッッ!!」







!?さすがにあんな叫び声は大丈夫じゃない!
もしかして泥棒か!?



階段を駆け下り、急いで隣家へ入る。

「芽衣ッッ!どうした!?」





   ・・・哀れ。
そこには割れた食器やら飛び散った食材、
そして
謎の黒い固形物。




「ちょっと失敗しちゃって…」
ばつの悪そうな顔で彼女は いた。







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