初恋らばーず。
「すっ好きです…。よっよかったら付き合ってください・・・!」

懇願するような女の子は

確か…3組の可愛いとかで有名(らしい)な子だ。


「悪いけど、今誰とも付き合う気ないから。」

「っ・・・!」

そんな泣きそうな顔にならないでよ。


じゃぁ、と教室に帰ろうとしたとき





「まっ待ってッッ!」




ぎゅっ。



彼女は、抱きついてきた。


「……は?」

突然のことに当然俺は困惑した。



廊下を通る生徒の視線が痛い。


芽衣がいなくて本当に良かった。



< 12 / 16 >

この作品をシェア

pagetop