初恋らばーず。
昔から俺の家と芽衣の家は交流があった。

だからこうやってお互いの家に勝手に入ることも少なくない。


芽衣は小柄で 整った顔立ち サラサラ黒髪ロングヘアー、



「日向ーいってくるねーっ!」

ぶんぶんと手を振って走っていく芽衣。

    


    この愛嬌ときた。





・・・モテないわけがない

好意を抱くものはきっと山のようにいる。

そのうちの一人に自分が入っている。







芽衣こと栗本芽衣は中学3年生。

俺とはひとつ違いだ。


ひとつ違いといっても

俺は遅生まれ、あいつは早生まれで結局一か月しか変わらない。





「運命って…悲惨。」
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