初恋らばーず。
大粒の涙が私の頬を伝った。

お葬式の間


ずっとずっと写真の前で泣いていた。









そんな時、日向は

『大丈夫。』

そういって隣に座っていた。


言葉はそれだけだったけど


私にはね、俺がいるよって聞こえたんだ。








「あんなおにいちゃんがほしかったなぁ。」
「え?なんか言った??」

親友の夏海が私に聞き直してきた。
あれ、私…声に出してた!?

はっ恥ずかしいっっ
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