あなたと過ごした日々
「この家については光希に聞いてくれ。俺たちは紗耶香の保護者だから、何かあったら何でも言ってくれよ。」
どこまで嬉しいことを言ってくれるのだろう。
あたしはこの人たちを信用してみたい。
この家族を見て、そう思った。
「それと、弟たちの借金は俺が返すから。紗耶香が返す必要ないから。」
「そこまでしてもらう必要ありません!これで充分ですよ。」
こんなに優しくしてくれる必要ないのにな…。