あなたと過ごした日々
「昔からやってたんだから、これが当たり前じゃないの?」
「な訳ないでしょう!
紅帯は大の大人でも取得できないんだよ?
仮にも紅帯取得者なんだからそれくらいわかっておきなさい。」
「……はーい。」
怒られちった。
むくれた顔していたら、後ろから話しかけられた。
「あの…、西園寺さん…?」
「はい?」
後ろにいたのは、あたしが倒した男子たちだった。
「なんですか?」
「俺たち西園寺さんに負けたんで、西園寺さんの言うことに従おうかと思って…。」