魔法の国


…だめだ
むきになってはいけない









少し気がたっている自分を無理矢理抑えると、答える














「…えぇ、必要ね。見知らぬ場所に突然来てしまって困ってるところに見知らぬ馴れ馴れしい男が話しかけてくるんだもの、一つでも情報がほしいわ」











「…見知らぬ男、か」


少年は少し考えてから言った

















「…いいよ。教えてあげる」


どうしてこいつは上から目線なのだろうか









「…僕は鷹次。」




「…」




「…」





沈黙。







「…それだけ?」
< 6 / 25 >

この作品をシェア

pagetop