2年3組乙女事情
「玲が本読んでて俺の相手してくれないってわかってるのに、休みの度に玲の部屋に来る俺の気持ち……気付いてないだろ?」
「何それ?」
「わかりやすすぎて玲のお母さんにまでバレてんだけど?」
「え?」
真剣な顔で話す亨の言葉の意味がわかんない。
ぽかん、としてたら、亨がはぁ、と溜息を吐いた。
「じゃあ、いつもは何もしないのに、玲の読書を邪魔していきなりキスした俺の気持ちは?」
「……欲求不満?」
「阿呆かっ!」
さっきみたいに、亨の顔に皺が寄る。
思わず肩がびくっ、と動いた。
近くで見ると、何か迫力満点。
「……」
「おい……何、ぼけっとしながら見つめてんだよ。
しかも、いきなり黙るな」
「何それ?」
「わかりやすすぎて玲のお母さんにまでバレてんだけど?」
「え?」
真剣な顔で話す亨の言葉の意味がわかんない。
ぽかん、としてたら、亨がはぁ、と溜息を吐いた。
「じゃあ、いつもは何もしないのに、玲の読書を邪魔していきなりキスした俺の気持ちは?」
「……欲求不満?」
「阿呆かっ!」
さっきみたいに、亨の顔に皺が寄る。
思わず肩がびくっ、と動いた。
近くで見ると、何か迫力満点。
「……」
「おい……何、ぼけっとしながら見つめてんだよ。
しかも、いきなり黙るな」